腎臓病を治す|専門の病院で治療を受ける!

生活習慣病が多くなると

診察室

腎臓は血液をろ過して尿を作り体内の水分を調節するほかに、ホルモンの分泌にもかかわっています。腎臓病になってしまうとこれらの機能が徐々に低下していきます。日本では成人の8人に1人が慢性腎臓病と推計されています。慢性腎臓病は尿検査でタンパク尿が陽性など腎臓病の可能性を示す診断結果、または腎機能が健康な人の60%未満に低下した状態が3か月続いた場合を指して呼んでいます。腎臓病の中には、子供や若い人に比較的に多くみられるものもありますが、最近では生活習慣病の増加に伴って、特に中高年に慢性腎臓病が急増してきています。腎機能が低下してしまうとたんぱく質が尿中に漏れ出たり、老廃物の排出がうまくできなくなります。このような状態が続くと尿毒症や、心不全など命に係わる合併症を招いてしまう危険があります。

たんぱく質は筋肉や内臓、血液や血管、免疫物質や神経伝達物質を作っている栄養素でエネルギー源の一つともなっています。このたんぱく質が体内で吸収されるときは、血液中に老廃物が発生します。腎臓でそれをろ過しますので、たんぱく質を多くとるということは腎臓に大きな負担になってしまいます。腎臓病がある人はたんぱく質の摂取量を制限します。普段自分が食べているものにたんぱく質がどれぐらい含まれているか知っておくと、調理の時に手軽にたんぱく質の量を減らすことができます。たんぱく質を制限してしまうと、エネルギー不足に陥りやすくなってしまいます。エネルギー不足にならないようにほかの栄養素で、不足分を補う必要が出てきます。そのために利用したいのが脂質で、少量でもエネルギーの量が高いので調整がききやすくなっています。